てぃーだブログ › うちな〜の力!イザ!〜上原カイザ応援団〜 › 6月定例議会(代表質問・一般質問)

2015年07月09日

6月定例議会(代表質問・一般質問)

昨日、8日に6月定例議会が閉会いたしました。
今回の議会では代表質問・一般質問と二回の質問の機会が頂けたので様々な問題を取り上げることができました。

代表質問
那覇軍港の返還について。
Q、浦添移設と返還について那覇市の見解を問う。
A、これまでどおり、今後も地元自治体の意向を尊重していく。

那覇空港滑走路増設事業について。
Q、県議会に提出された公有水面埋立事業における埋立用材にかかる外来生物の侵入防止に関する条例案について見解を問う。
A、同条例案は、県外からの土砂や石材などの埋め立て用材の搬入に伴う外来生物の侵入を防止する策として、一定の効果を発揮するものと期待している。
  また、沖縄の生物多様性保全の観点からも意義があるものと考えている。

一般質問
①道路行政について
Q、真嘉比南公園交差点の安全対策について問う。
公安委員会による一時停止の標識設置による交通規制が必要。そのほか、運転手に注意喚起を促す路面標示や交差点のカラー舗装などを組み合わせることで、より高い効果が見込めるものと考えている。今後は、公安委員会、自治会及び本市の三者で調整し、対策を講じていきたい。

②メディアリテラシー教育について
Q、メディアリテラシー教育における課題についての那覇市の見解を問う。
A、得られた情報をすべて正しいと判断するのではなく、それが正しいのか、間違っているのかという批判的に考える力が児童生徒にはまだ十分に身についていないことが課題。教育委員会としては、今後とも教職員研修などをはじめ、メディアリテラシー教育の充実に向けて中長期的に取り組んでいく。

③介護福祉行政について
Q、介護保険制度改正の主なポイントについて問う。
A、
①地域包括ケアシステムの構築に向けた地域支援事業の充実として、在宅医療・介護連携の推進、認知症施策の推進、地域ケア会議の充実、生活支援・介護予防の充実。
②新しい介護予防・日常生活支援総合支援事業、いわゆる「新しい総合事業」の開始としまして、訪問介護や通所介護が介護予防給付から市町村が行う地域支援事業への移行が挙げられており、那覇市では平成29年度の実施を予定。
③特別養護老人ホームの新規入所者が原則、要介護3以上の方からとなること。
④低所得者の第1号被保険者の保険料の軽減割合が拡大となる。
⑤一定以上の所得のある利用者の自己負担が引き上げとなること。
⑥低所得の施設・短期入所者の食費・居住費軽減の適用要件について資産が追加されること。
⑦高額介護サービス費上限額の一部見直しなどが挙げられる。

代表質問の際には大学の恩師である福田邦夫先生と奥様に傍聴して頂きました。
6月定例議会(代表質問・一般質問)

私は学生時代に福田先生のもとで経済学・社会学・哲学・宗教学等々、幅広く勉強させて頂きました。

先生は学生に対して「経済学は富の分配を考える学問であって、貧しい人々が生きやすい社会制度をどうやってつくるのかを考える学問だ」

「日常生活において一番大切なことは、自分が暮らしている半径5mの範囲の人々を幸せにすること、それは家族を大切にし、家族を取り囲む社会を大切にするということだ」と常日ごろおっしゃっておりました。

 政治家には社会制度をチェックし、その時代に合った社会制度をつくる大きな役割があります。だからこそ将来にわたって家族を取り囲む社会を大切にするためにはどうすればいいのか。そして歴史から何を学ばなければならないのかということを常に意識する必要があると思います。

 今年は戦後70年の節目の年であり、先月23日は慰霊の日でした。苛烈を極めた沖縄戦において、組織的な戦闘が終決した日とされております。いま一度、沖縄戦を振り返り、そして日本がなぜ戦争への道を歩んだのかを改めて歴史から学びたいと思います。そのことが家族を取り囲む社会を大切にし、人々が生きやすい社会制度をつくることにつながると思います。




Posted by カイザ応援団 at 17:44│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。